Hot Eggs in Drama~表裏一体されども厳然たる裏(H19.1.15~)
森博嗣ついでに森博嗣のミステリィ小説のことも、少しだけ。
「森博嗣の本でひとつだけお勧めがあるとしたら?」
という問いにはこの本をあげることにしています。
他にシリーズものが多いせいもあるのですけどね。
(Gシリーズは未読、文庫化次第読む予定)
で『そして二人だけになった』
タイトルからしてアガサ・クリスティの『そして誰もいなくなった』なわけなんですが
橋を支える巨大コンクリート内の観測所(この時点でムチャクチャではある)という密室での連続殺人事件のお話なのですが
精巧な積み木を組み立てていく様と
それを一瞬でぶちこわす様の対比が爽快と言うかなんというか
(最終『第10章』なしでも十分面白いとは思うんですけどね)
オチを含めていろんな意味で森博嗣らしい作品だと思います。
シリーズものも含めて一番印象に残っているのは
S&Mシリーズ4作目の『詩的私的ジャック』
陳腐な言葉で評すればスリルとサスペンスのサジ加減が自分好み。
デビュー作のS&Mシリーズ1作目『すべてがFになる』はインパクト絶大だけど
あとになって読むといろいろをアラが見えてくるなあ。
細かい設定もそうだけど
「あの」四季が時間に追われて汲々と行動していると思うと笑いさえ出そうだ。
「ワトソン役」の西之園萌絵は設定どおりなら国立N大工学部で自分の同期入学(学科は違うが)です
(だからはじめに大学生協(苦笑)で森博嗣の作品を手に取ったのだが)。
「森博嗣の本でひとつだけお勧めがあるとしたら?」
という問いにはこの本をあげることにしています。
他にシリーズものが多いせいもあるのですけどね。
(Gシリーズは未読、文庫化次第読む予定)
で『そして二人だけになった』
タイトルからしてアガサ・クリスティの『そして誰もいなくなった』なわけなんですが
橋を支える巨大コンクリート内の観測所(この時点でムチャクチャではある)という密室での連続殺人事件のお話なのですが
精巧な積み木を組み立てていく様と
それを一瞬でぶちこわす様の対比が爽快と言うかなんというか
(最終『第10章』なしでも十分面白いとは思うんですけどね)
オチを含めていろんな意味で森博嗣らしい作品だと思います。
シリーズものも含めて一番印象に残っているのは
S&Mシリーズ4作目の『詩的私的ジャック』
陳腐な言葉で評すればスリルとサスペンスのサジ加減が自分好み。
デビュー作のS&Mシリーズ1作目『すべてがFになる』はインパクト絶大だけど
あとになって読むといろいろをアラが見えてくるなあ。
細かい設定もそうだけど
「あの」四季が時間に追われて汲々と行動していると思うと笑いさえ出そうだ。
「ワトソン役」の西之園萌絵は設定どおりなら国立N大工学部で自分の同期入学(学科は違うが)です
(だからはじめに大学生協(苦笑)で森博嗣の作品を手に取ったのだが)。
PR
この記事にコメントする
Re:3作目
おお『博士の愛した数式』と間違えて
手に取った人がいるというアレですな。
S&Mシリーズから入るのは基本だとは思います
作者本人はどれから読んでもいいというスタンスですけど
手に取った人がいるというアレですな。
S&Mシリーズから入るのは基本だとは思います
作者本人はどれから読んでもいいというスタンスですけど
今読んでるのが(笑)
今ごろ『百年密室』読んでたりします。
しばらく前に古本屋で買ったまま山に埋まってたんですが、この間ひょんなコトから発掘されまして(笑)
なんとなく個人的に印象に残っているタイトルは『封印再度(Who Inside)』だったり。
語呂合わせっていうか、駄洒落的なものに弱かったりします(笑)
しばらく前に古本屋で買ったまま山に埋まってたんですが、この間ひょんなコトから発掘されまして(笑)
なんとなく個人的に印象に残っているタイトルは『封印再度(Who Inside)』だったり。
語呂合わせっていうか、駄洒落的なものに弱かったりします(笑)
Re:『封印再度(Who Inside)』
一番すさまじい駄洒落は
『夢・出逢い・魔性(You may die in my show)』かも知れません
『数奇にして模型』になるとこれが『好きにしてOK』なんて考えろというほうが不可能ですし(笑)
『百年密室』あたりから森博嗣も小説に幅を持たせるようになって来ましたね。
なかなかターニングポイントな作品と思います
『夢・出逢い・魔性(You may die in my show)』かも知れません
『数奇にして模型』になるとこれが『好きにしてOK』なんて考えろというほうが不可能ですし(笑)
『百年密室』あたりから森博嗣も小説に幅を持たせるようになって来ましたね。
なかなかターニングポイントな作品と思います